水が人の体に大切な本当の理由【水道水の実態】

普段コーヒーやお茶を主に飲んでいる方は多いと思います。ですが本当は浄水器で化学物質を除去したキレイな水を飲むことが、一番体にとっては良いです。

水の役割について知れば、なぜ人の体に水が大切なのかがよくわかりますので最後までご覧ください。日本で安全な水を飲むためにはどうしたら良いのかについては以下の記事をご覧ください。

日本で安全な水を飲むには一番どれが良いか【4つの水対策と浄水器選び】

水が体に大切な理由 

成人の体の60%〜70%は水

成人の方の体の60%〜70%は水分で出来ています。子供はさらに多くて80%が水分です。実際に体内の各臓器の水分割合はこのようになっています。

体内の水分割合

  • 細胞 約70%以上
  • 筋肉 約75%〜80%
  • 皮膚 約72%

細胞は約70%以上が水。筋肉は約75%〜80%が水。そして皮膚は約72%が水から出来ています。つまり人の体の6割以上が水で構成されているわけです。

ちなみに地球は70%が海で30%が陸地からできています。地球の海の割合と人間の水分の割合が近いのはとても不思議ですよね。地球の神秘かもしれません。

体内の水の働き

では、実際にその水がどのように体の中で働いているのかご覧ください。体内での水の働きは主に7つあります。

体内の水の働き7つ

  1. 体温調節血圧調整
  2. 体内に栄養酸素運ぶ
  3. 不要成分排出する
  4. 血液リンパ流れスムーズにする
  5. しなやかさハリを与える
  6. 満腹感を与え食欲減らす
  7. 湿りが必要な器官を快適に保つ

水が大切な理由

50kgの人の水分量は30Lです。ペットボトルで考えてもらえればよく分かりますが、30Lの水が体の中に常に存在していると考えるとすごい量です。

体内の水分量のうち

  • たった1%300mLの不足が起こると人は喉が渇きます
  • 2%600mLの不足で脱水症状に陥ります。

人の体にとってすごく割害が大きい水ですが、実は少し不足するだけで喉が渇き、なんと600mL不足すると脱水症状が起こるのです。

これが水が人の体に大切な理由です。水が体に中にあるからこそ、美しさと健康な体が保たれているのです。普段から水を摂取することを気をつける必要がありますね。

体内の水の循環

人が1日で摂取する水分

人が1日で摂取する水分量はこちらです。

1日で摂取する水分量

  • 飲み水 1.2L
  • 食べ物の中の水 1L
  • 体の中でできる水 0.3L

飲み水から1.2L補給し、食べ物の中の水から1L補給します。そして体の中で日々0.3Lの水分が作られており、合計 約2.5Lの水を人は毎日補給しているのです。

あなたは日々、1.2Lもの水を飲んでいるでしょうか。この量だと水を飲む習慣がない方はなかなか届かないかと思います。

毎日排出される水

毎日排出される水の量がこちらです。

毎日排出される水

  • 汗と呼吸 0.9L
  • 尿・便 1.6L

汗と呼吸で0.9Lの水が排出され、尿・便により1.6Lもの水が毎日排出されています。こちらも合計すると約2.5Lの水分となります。

つまり人は、毎日2.5Lの水を補給し、それと同じ量を排出しながら健康な体の機能を保っているということです。

嗜好品と水の違い

それでは、嗜好品と水の違いについて考えてみましょう。

水分と言っても、コーヒーやお茶、そしてジュースなどさまざまな飲み物があるわけですが、ほとんどの方は水以外の飲み物を主に飲んでいるのかなと思います。

水をよく飲む方は健康意識が高いとも言えますね。それではそれぞれの飲み物について特徴をあげてみます。

お茶

利尿作用が強くたくさん飲むと必要以上に水分が排出される。水分に戻す際に腎臓に負担をかけます。さらにお茶には大量の農薬が使われていますので、残留農薬に注意する必要があります。オーガニックのお茶を選ぶことは必須です。

コーヒー

お茶と同様に、コーヒーも利尿作用が強く、たくさん飲むと必要以上に水分が排出されます。また腎臓に負担をかけます。こちらも信頼のおけるメーカーから購入することをおすすめします。

ジュース

砂糖やブドウ糖果糖液糖が体にとって毒です。こちらも水に戻す必要がありますので腎臓に負担をかけます。100%のりんごやみかんのジュースをたまに飲むくらいにしておきましょう。

100%ジュースも原材料にこだわった物を選ぼうとすると、値段は高価になりますができるだけ本物を選ぶように心がけましょう。

お茶もコーヒーもジュースも、全て嗜好品だと思って飲むようにしましょう。体にとっては全て腎臓で濾過する作業が発生しますし、水分以外の成分にも気をつける必要があります。

つまりは良質の水を飲むことが体にとっては一番健康的であり、負担が少ないということです。あなたが例えば風邪を引いて熱が出てしんどいときに、一番飲みたい飲み物は何でしょうか。それはお茶でもコーヒーでもなく、水ではないでしょうか。

本来あなたの体は一番欲しい物をよく理解しているということなのです。

積極的にお水を飲もう

体に必要な水を積極的に飲むようにしましょう。

喉が乾く前に摂るのが基本です。例えば睡眠の前後や入浴前後にはコップ一杯の水を飲む習慣をつけておくと良いです。また、水分を失いやすいスポーツをする際や、飲酒の際にも積極的に水分補給を心がけましょう。

水道水の実態

水を飲むということがいかに大切なのかわかって頂けたかと思いますが、日本の水道水の実際について知っておきましょう。

日本は世界指折りの水の安全性

世界のあらゆる国では、微生物汚染を防ぐために塩素を入れて対応しています。塩素を入れなければ微生物汚染により腹痛や病気が蔓延してしまうからです。

ですので日本の水道水では、1Lあたり0.1mg以上塩素が残っていないといけないということが法律で規定されています。ただ、その代わり塩素は水の味を悪くするので、日本人は6割以上の方はすでに水道水を飲み水に使っていないです。

日本の浄水器の普及率は、2007年時点ですでに34%に上ります。

水道管と貯水槽の問題

ビルやマンションの貯水槽には多くの問題があります。例えばトリハロメタン

貯水槽の汚れから生じる有機物と塩素が結合することでトリハロメタンを発生しますが、これは発がん性物質です。水源となる河川やダムの水に含まれる有機物と浄水場で消毒のために加えられる塩素が反応してできる物質でもあります。

塩素は菌などの増殖を防いでくれますが、同時に発がん性物質を作ってしまうという側面もあることを知っておきましょう。

管理不良や汚染や異物混入

外にある貯水タンク

ビルやマンションの場合、屋上などに貯水ダンクが設置されていることがほとんどです。ただ、この貯水タンクは数年に一度しか清掃されません。

こちら画像はとある清掃会社さんのものですが、赤サビなどでかなり汚れてくることがわかります。夏の暑い時期でも水を貯めておくわけですから当たり前といえば当たり前です。

生活用水として利用するならまだしも、飲み水として飲むのには抵抗がありますよね。

個人管理の水道管

水道管についても長年交換しないことがほとんどです。特に国が管理していない個人宅の手前の水道管などは、ほとんど交換することがありません。

するとどんどんサビだらけとなり、そのサビは必然的に水道水に混ざってきます。

この写真を見るとゾッとしますよね。ですがコンクリートの地下をとてつもなく長い距離張り巡らされている水道管です。そんな頻繁に交換することなど不可能です。水の質には気をつけておく必要がりますので、浄水器の設定がベストな選択となります。

給水管の老朽化

また全国の水道管には鉛間やアスベスト菅も未だに残っています。鉛は鉛中毒を起こす猛毒ですし、アスベストも発がん性物質です。化学物質がしっかり採れる浄水器を設置しなければ、気づかないうちに健康被害を被ることがあり得るということです。

フッ素・残留農薬基準の緩和

2020年4月1日よりフッ素・残留農薬基準の緩和が行われました。厚生労働省が正式に基準を改めたので、飲料水としての水道水の水質悪化の危険性が新聞に取り上げられました。

歯磨き粉の影響などから、フッ素は良いもののようなイメージを持たれている方も多いかも知れませんが、実はフッ素が水道水に含まれるととんでもないことが起こります。

フッ素の健康被害

  • 脳や甲状腺の機能低下
  • 発癌率増加
  • 知能指数の低下

歯磨き粉にはフッ素がありがたいものとして含まれていますが、ぜひ考えてもらいたいことがあります。まず歯磨き粉は「飲み込んでは危険である」としっかりと注意書きされています。

フッ素は歯を磨くことには効果があるかもしれませんが、それを飲むことは危険行為です。脳や甲状腺の機能低下や発癌率増加、そして知能指数の低下に繋がることがわかっているからです。

殺虫剤・除草剤残量緩和

残留農薬基準もなぜか緩和されました。これは本当に謎なんですが、殺虫剤や除草剤が水道水に含まれていても構わないということです。

人の健康のことを考えているのであればありえないのですが、こういった人の体に害のある化学物質が大量に水道水に含まれていることを理解しておく必要があります。日本で安全な水を飲むためにはどうしたら良いのかについては以下の記事をご覧ください。

安全な水を日本で飲むには一番どれが良いか【4つの水対策と浄水器選び】

水と水道水の実態【動画】

今回の記事の内容を、動画でも詳しく解説していますのでご覧ください。