子供向けYouTubeチャンネルに関係する規約変更が、2019年9月4日に行われました。
[aside type=”normal”]子供向けチャンネルとは13歳以下を対象としたチャンネルのことです[/aside]この度の規約変更で、子供向けチャンネルに対してパーソナライズ広告掲載が廃止されます。ただ、間違えないで欲しいのは、広告が全て廃止されるのではなく一部の広告が廃止されるということです。
実施されるのは4ヶ月先なので、2020年1月4日頃が予想されます。僕自身この件については動画でお話しましたのでこちらをご覧ください。
子供向けチャンネル規約変更でも問題ない理由
規約変更の公式記載はYouTubeヘルプをご欄ください。
規約変更後の問題点3つ
子供向けチャンネルの規約変更については3つの問題点があります。
[aside type=”boader”]- 自分のチャンネルが子供向けなのかがわからない場合がある(ヒカキンTVとかはどうなるのか?)
- 大人向けだと判断したにも関わらずAIに子供向けだと判定される可能性がある
- 収益が極端に減る可能性がある
大きく分けてこの3つが今後の問題点となってきそうです。それぞれについて解説してみます。
その1:自分のチャンネルが子供向けなのかがわからない
問題のその1は、自分のチャンネルが子供向けなのか判断に苦しむ場合が考えられます。
有名ユーチューバーのヒカキンなどは、子供の視聴者がかなり多いです。ですが子供向けの申請は出さない可能性が高いです。それは明らかに子供だけを対象としているのではないからですね。
YouTubeはこの子供向けかどうかを自分で判断しろと言っています。ですので、ここは常識を持って、あなたのチャンネルの動画が13歳以下の視聴者向けコンテンツになっているようなら素直に申請するのが良いでしょう。
収益が多少減少することよりも、チャンネルにペナルティがつくことの方が将来的に痛手となるからです。
その2:大人向けだと判断したにも関わらずAIに子供向けだと判定
その2の問題点としては、大人向けだと自分では判断したにも関わらず、YouTubeのAIに子供向けコンテンツだと判定される可能性もあります。
ただこの場合、おそらく一度AIで子供向けだと判定されても、異議申し立てなどができるようになるでしょう。
異議申し立てをすることで、人間が目視で判断してくれるでしょうから、人に見てもらった時に子供向けだと思われないようなら、あまりビビらずに申請なしで構わないと思います。
その3:収益が極端に減る可能性
そして多くの方が一番の問題点として取られているのが、パーソナライズ広告の廃止により収益化大幅に減少することへの懸念です。
これについては、パーソナライズ広告は収益率の高い広告だと言われていますが、この減少幅は実際になってみないとわからないのが現状です。意外に収益の現象が見られない可能性もあります。
それはなぜかと言いますと、子供向けであるとしっかり認定されたチャンネルだとわかることで、広告配信がより子供に特化して出すことが可能となり、これまでよりもクリック率が高まるなんてことも考えられるからです。
ですので、今はそのことについて悲観せず、とにかく視聴されるコンテンツ作りに集中することが大切です。あと今のうちにしっかりとファンを獲得していきましょう。
YouTubeの子供向けチャンネルへの投資
今後の問題点については、あまり悲観することはなさそうです。しかもYouTube公式ブログには次のような記載がされています。
YouTube では、質の高い子ども向け、家族向け、また教育的なコンテンツの未来のために引き続き投資していきます。具体的には、子どものことをよく考えて作られた YouTube および YouTube Kids の世界中のコンテンツのために、 3 年間で1億ドルを投資する予定です。
日本円にして約100億円もの投資するというYouTube。
これは何か新しいマネタイズ方法なのかわかりませんが、何らかのサービスが行われるということは間違いなさそうです。
パーソナライズ広告がなくなる方といっても、そもそも子供向けチャンネルはあまり広告がクリックされない問題がありました。それがYouTubekidsを主な主戦場とすることで、よりピンポイントにマネタイズが可能となる良い機会だとYouTubeも捉えているかもしれません。
そのためにはとにかく、しっかりと教育的価値の高いコンテンツを作ることが、私たちクリエイターに求められるということです。これができれば子供向けチャンネルとして今後収益を大きく得られるでしょう。
今後のYouTubeは小手先のテクニックではなく実力勝負です。逆に言えば、しっかりと実力を身につけた方は多くの収益を得られる真っ当なビジネスだということです。
ご一緒に豊かさを広げて行きましょう。